Ripple(リップル)って何をしてるの?
どうも、ぺろりんです。
今回はRipple(リップル)の取り組みがどんなものか勉強してみました。
参考サイトで勉強した内容をもとに、自分が理解した内容をまとめてみます。
間違ってたら修正しますので、メールフォームから教えていただけると非常に助かります。
Rippleが目指していること
Rippleが目指しているのは、「サービスごとにバラバラな“決済”ネットワークを(分散ネットワークとして)統一すること」のようです。
インターネット初期の電子メールは、複数あるメールサービスの中で、同じサービスを使っている人同士しかメールを送ることができませんでした。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)というメールのプロトコルが作られたことで、異なるサービス間でもメールを送れるようになりました。
同様に今の世界では、クレジットカードならそのカード会社のシステムが導入されているお店だったり、サービスごとに“決済”ネットワークが分離されています。
メールにおけるSMTPのように、「異なるサービス間でも決済できるプロトコルを作る」ことをRippleは目指しているようです。
しかも第三者の承認機関なしに、分散ネットワークとして成立させようとしています。
(こういうのを、Rippleは「価値のインターネット」と表現しています)
(参考)
・Rippleプロトコル入門(Ripple総合まとめ)
・価値のインターネット:何を意味し、どのような恩恵を人々に与えるか(Ripple)
・SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)~前編(@IT)
・Simple Mail Transfer Protocol (- srgia.memo.space - )
Rippleが提唱しているプロトコル
先述した決済プロトコルとしてRippleが提唱しているのが、W3Cで標準化がすすめられているInterledger Protocol(ILP)です。
ILPは、インターネットのTCP/IPのような考え方で「アプリケーション」、「トランスポート」、「インターレジャー」、「レジャー」という4つの層からなるプロトコルです。
基本的な仕組みは、「異なる決済サービスを使うAさんとBさん間で決済する」ときに、「Aさんのサービスと決済可能」かつ「Bさんのサービスと決済可能」なCさんが、AさんとBさんの仲介をします。
もっと具体的に言うと、AさんのユーロとBさんの円を交換したいときに、Cさんのドルを介して通貨交換を行うことを一般化した内容になっています。
RippleNetというネットワークに参加した人の中から、このようなCさんを探してきて仲介してもらいます。
何も考えず
Aさん→Cさん→Bさん
とお金を移動すると、Cさんが途中で持ち逃げできてしまうので、この辺の仕組みをちゃんと考えてやる必要があります。
くわしくは参考サイトにゆずりますが、「決済しますよ」という“情報”だけ先に「Aさん→Cさん→Bさん」と流し、実際の決済は逆順に「Bさん←Cさん」を実行してから「Aさん←Cさん」を実行したりすることで持ち逃げを回避します。
(参考)
・【図解】リップルが提唱したインターレジャープロトコル(ILP)の仕組み(ZOOM)
・Ripple Protocol Consensus Algorithm日本語訳(Qitta)
・【ビギナーシリーズ】第5回 全ての台帳を繋ぐインターレジャープロトコル(ILP)とは?(仮想通貨リップル研究室)
・【初心者向けに大体わかる】TCP/IPとは?(エンジニアの入り口)
・通信周りに疎いエンジニアがTCP/IPの要点を頑張って教えます(Qitta)
暗号資産「XRP」の位置づけ
ILPの中で出てくる仲介役は、マイナー通貨同士の交換だったりすると“Cさん”だけでなく“Dさん”や“Eさん”が必要な場合もあります。
(マイナーな草コインなんかだと、通貨交換がめっちゃ面倒だったりします。。)
これを解消する、「どんなサービス(だったり、通貨だったり)とも交換できる“ブリッジ通貨”」が「XRP」です。
「XRP」を使える決済はどんな組み合わせでも“Cさん”までで完結し、“Dさん”や“Eさん”が必要になることはありません。
これにより、マイナー通貨同士の交換みたいな場合でも決済スピードが上がります。
まとめ
Rippleはニュースを見ていると淡々と事業をすすめている印象をうけていますが、実際にやりたいことは実は今まであまり理解していませんでした。
今回勉強してみて、以下の理解が得られました。
(1)Rippleは、異なるサービス間の決済プロトコルを作っている。
(2)ILPでは、分散ネットワーク内の仲介者を使って異なるサービス間の決済を行う。
(3)XRPの導入により、決済の仲介者は最大1人になる。
しっかり政治をしていっているRippleが決済インフラとして根付いて、社会をより便利にしてくれることを期待しています(´・ω・`)
(参考)
・リップルの国際ネットワーク、5大陸の40カ国に広がる|米資産額9位の銀行も参加を表明 (CoinPost)
・リップルネットの参加企業200社越えに|2ヶ月で100社の増加実績 (CoinPost)
・リップル社のニュースに湧いた2018年。Q3決算での売り上げ大幅アップは何を意味するのか(たのしい仮想通貨女子会)
・RippleNet(リップルネット)にイギリスの決済プロバイダMoneyNetintが参加(CRYPTO TIMES)
・三菱UFJ銀行がブラデスコ銀行と新たな覚書を締結、Ripple(リップル)の技術を用いた国際送金の研究を開始(COIN TOKYO)
今回はRipple(リップル)の取り組みがどんなものか勉強してみました。
参考サイトで勉強した内容をもとに、自分が理解した内容をまとめてみます。
間違ってたら修正しますので、メールフォームから教えていただけると非常に助かります。
Rippleが目指していること
Rippleが目指しているのは、「サービスごとにバラバラな“決済”ネットワークを(分散ネットワークとして)統一すること」のようです。
インターネット初期の電子メールは、複数あるメールサービスの中で、同じサービスを使っている人同士しかメールを送ることができませんでした。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)というメールのプロトコルが作られたことで、異なるサービス間でもメールを送れるようになりました。
同様に今の世界では、クレジットカードならそのカード会社のシステムが導入されているお店だったり、サービスごとに“決済”ネットワークが分離されています。
メールにおけるSMTPのように、「異なるサービス間でも決済できるプロトコルを作る」ことをRippleは目指しているようです。
しかも第三者の承認機関なしに、分散ネットワークとして成立させようとしています。
(こういうのを、Rippleは「価値のインターネット」と表現しています)
(参考)
・Rippleプロトコル入門(Ripple総合まとめ)
・価値のインターネット:何を意味し、どのような恩恵を人々に与えるか(Ripple)
・SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)~前編(@IT)
・Simple Mail Transfer Protocol (- srgia.memo.space - )
Rippleが提唱しているプロトコル
先述した決済プロトコルとしてRippleが提唱しているのが、W3Cで標準化がすすめられているInterledger Protocol(ILP)です。
ILPは、インターネットのTCP/IPのような考え方で「アプリケーション」、「トランスポート」、「インターレジャー」、「レジャー」という4つの層からなるプロトコルです。
基本的な仕組みは、「異なる決済サービスを使うAさんとBさん間で決済する」ときに、「Aさんのサービスと決済可能」かつ「Bさんのサービスと決済可能」なCさんが、AさんとBさんの仲介をします。
もっと具体的に言うと、AさんのユーロとBさんの円を交換したいときに、Cさんのドルを介して通貨交換を行うことを一般化した内容になっています。
RippleNetというネットワークに参加した人の中から、このようなCさんを探してきて仲介してもらいます。
何も考えず
Aさん→Cさん→Bさん
とお金を移動すると、Cさんが途中で持ち逃げできてしまうので、この辺の仕組みをちゃんと考えてやる必要があります。
くわしくは参考サイトにゆずりますが、「決済しますよ」という“情報”だけ先に「Aさん→Cさん→Bさん」と流し、実際の決済は逆順に「Bさん←Cさん」を実行してから「Aさん←Cさん」を実行したりすることで持ち逃げを回避します。
(参考)
・【図解】リップルが提唱したインターレジャープロトコル(ILP)の仕組み(ZOOM)
・Ripple Protocol Consensus Algorithm日本語訳(Qitta)
・【ビギナーシリーズ】第5回 全ての台帳を繋ぐインターレジャープロトコル(ILP)とは?(仮想通貨リップル研究室)
・【初心者向けに大体わかる】TCP/IPとは?(エンジニアの入り口)
・通信周りに疎いエンジニアがTCP/IPの要点を頑張って教えます(Qitta)
暗号資産「XRP」の位置づけ
ILPの中で出てくる仲介役は、マイナー通貨同士の交換だったりすると“Cさん”だけでなく“Dさん”や“Eさん”が必要な場合もあります。
(マイナーな草コインなんかだと、通貨交換がめっちゃ面倒だったりします。。)
これを解消する、「どんなサービス(だったり、通貨だったり)とも交換できる“ブリッジ通貨”」が「XRP」です。
「XRP」を使える決済はどんな組み合わせでも“Cさん”までで完結し、“Dさん”や“Eさん”が必要になることはありません。
これにより、マイナー通貨同士の交換みたいな場合でも決済スピードが上がります。
まとめ
Rippleはニュースを見ていると淡々と事業をすすめている印象をうけていますが、実際にやりたいことは実は今まであまり理解していませんでした。
今回勉強してみて、以下の理解が得られました。
(1)Rippleは、異なるサービス間の決済プロトコルを作っている。
(2)ILPでは、分散ネットワーク内の仲介者を使って異なるサービス間の決済を行う。
(3)XRPの導入により、決済の仲介者は最大1人になる。
しっかり政治をしていっているRippleが決済インフラとして根付いて、社会をより便利にしてくれることを期待しています(´・ω・`)
(参考)
・リップルの国際ネットワーク、5大陸の40カ国に広がる|米資産額9位の銀行も参加を表明 (CoinPost)
・リップルネットの参加企業200社越えに|2ヶ月で100社の増加実績 (CoinPost)
・リップル社のニュースに湧いた2018年。Q3決算での売り上げ大幅アップは何を意味するのか(たのしい仮想通貨女子会)
・RippleNet(リップルネット)にイギリスの決済プロバイダMoneyNetintが参加(CRYPTO TIMES)
・三菱UFJ銀行がブラデスコ銀行と新たな覚書を締結、Ripple(リップル)の技術を用いた国際送金の研究を開始(COIN TOKYO)